①宮付き・棚付きタイプ
眼鏡や携帯電話、目覚まし時計などを置くスペースやちょっとした収納があるヘッドボードのことを宮付きや棚付きと呼びます。
コンセントが付いて充電が可能なものや、ライトが付いており咄嗟に明かりを点けることができるものなど、便利な機能を備えたものもあります。
様々なデザインがあり、高級感があるものや可愛らしいものなど好みに合わせて選ぶことができます。
小さ目のスペースの場合はチョイ宮と呼ばれることもあります。
②フラットタイプ
一枚の板になっているものや、簡素なヘッドボードをフラットライプと呼びます。
スタイリッシュで洗練された見た目になるだけでなく、宮付きに比べてスペースを取らずに設置することができます。
クッションなどを挟んで背もたれとして使うこともでき、商品によっては最初からクッション性のある素材で出来ているものもあります
一方で収納性などは皆無の為、枕元にものを置きたい場合は別でナイトテーブルなどが必要になります。
同じデザインで宮付きのベッドがある場合などに、宮無しという表記がされることがあります。
③ヘッドレスタイプ
そもそもヘッドボードが無いタイプで、脚付きマットレスなどはすべてこのタイプになります。
シンプルな外観なので場所を選ばずに使用でき、部屋が広く見えるなどのメリットがありますが、壁に付けない場合は枕などが落下しやすいというデメリットがあります。
ヘッドボードはデザインの違いでベッドの印象を大きく変えるだけでなく、その部屋の雰囲気すらも変えてしまいます。
ヘッドボードはマットレスのずれ止めや枕・布団の落下を防ぐ働きをしており、
ヘッドボードのみのものを「ハリウッドスタイル」と呼び、足元にもフットボードが付いたものを「ヨーロピアンスタイル」と呼ぶことがあります。
一般的にマットレスは価格帯が上がるほど分厚い構造になってゆくので、低価格のベッドフレームはあまり分厚いマットレスを置く前提のデザインにされていません。
その為、あまりに厚いマットを置くと、肝心の物を置くためのスペースがうまく活用できない場合があります。
一方で高価格のベッドフレームに関しても、ある程度厚みのあるマットレスを置く前提でデザインされています。
その為、価格帯の高いフレームに薄めのマットを置いてしまうと不格好になってしまいます。
畳ベッドや電動ベッドなどを除いて、基本的には寝心地でマットレスをお選びいただき、それに合わせたベッドフレームを選ぶのが好ましいです。